前回に続いて、不動産広告のポイントです。本紙の仲介物件広告について、今回も主に一戸建てに目配りしながら説明していきます。

■一戸建て仲介物件の場合(続)
(6)(建物の)構造・規模/建物の構造とそれに付随する施設などが分かります。たとえば、「木造」は木造在来工法、「RC造」は鉄筋コンクリート造を示します。また、「車庫」は屋根と壁のあるものを指し、屋根だけのものは「カーポート」などと表示します。
(7)取引様態/仲介住宅の場合、売主と買主の間に不動産会社が入る「仲介」(または「媒介」)が多いようです。この場合は、物件価格の他に仲介手数料の用意が必要です。他の取引様態として、不動産会社が直接販売する「売主」、売主の代理人となる「代理」があります。
(8)広告主/商号の他、所在地や免許番号、加盟団体名が書いてあります。免許番号の前の()の中は、更新回数(現在は五年ごとに更新)。数字が多ければ営業歴が長いのは確かですが、社員がすっかり代替わりしていることもあります。逆に、数字の若い企業でも、高い評価を得ている例もあるので、あくまでも参考と考えたほうがよさそうです。
また、「宅地建物取引業協会」などの加盟団体名も信用の目安になります。都道府県庁で宅建業者名簿を確認したり(処分の有無などが分かります)、経験者の話を聞いたりするのもいいでしょう。なお、免許には大臣免許と知事免許がありますが、これは営業地域の違い(複数の都道府県にまたがる場合は大臣免許)を示しているだけで、優劣はありません。
(9)その他/「セットバック要」は、将来の建替え時に、建物を道路側より後退させる必要があるということ(建築基準法)。また、「市街化調整区域内」とある物件は、原則として将来の建替えは不可能です(都市計画法)。これらの制限事項は、広告で明示することが義務付けられているので、見落とさないようにします。