マイホームの周辺環境を調べる場合、一番大事なことは「徹底する」ことです。

たとえば、交通の便を知るには、実際に利用する時間帯に、その電車やバスに乗ってみる。夜道の安心感を知りたければ、実際に歩いてみる。子供たちが遊ぶ公園を実際に訪ねたり、お買い物のお店に入ってみることも大事です。夜の人通りが思いがけず多かったり、お店の閉店時間が案外早かったり、思いがけない発見があるかもしれません。これらは、地図やパンフレットでは得られない、生きた情報そのものです。

子供たちの通う学校の様子や地域の雰囲気は、地元の人に尋ねてみるのがいいでしょう。同じ年頃の子供が多い、にぎやかな町なのか。大人中心の静かな町なのか。自分たちの求める条件と照らしつつ、いろいろな人に話を聞くことで、通りいっぺんではない検討が可能になります。インターネットによる検索情報も、場合によっては有益です。

もう一つ、周辺環境の将来の変化についても、目を向けておきましょう。

たとえば、市街地再開発や都市計画道路の計画がないかどうか。計画が実現した場合、近隣の環境が大幅に変わる可能性があります。こうした計画に関する情報は、地元の自治体で知ることができます。

また、検討中の住宅の周囲に、空き地や駐車場はないでしょうか。今はオープンスペースとして望ましい環境でも、将来はビルやマンションが立つかもしれません。その場合、わが家の日当たりや通風に影響する可能性があります。ここでも大事なのは、空き地の有無のメリット・デメリットを徹底して考えることです。

ちなみに、こうした将来計画は、不動産会社の担当者に聞いたり、地元の人々に尋ねることで見当がつく場合があります。また、都市計画法の「用途地域」をチェックするのも有益。用途地域によって、建築物の建ぺい率や容積率、つまり建物の規模や種類がある程度想像できるからです。