マイホームの周辺環境には、あった方がいい施設とない方がいい施設、近い方がいいものと遠い方がいいものがあります。

たとえば、病院や医院、幼稚園や小・中学校などは、近くにあった方が安心です。静かな街並みや公園なども、あった方がうれしいですね。

逆に、騒音や悪臭を発生する施設はない方がいいでしょう。繁華街の喧騒や工場、交通量の多い幹線道路も、遠くにある方がよさそうです。

ただ、すべての施設が、このいずれかに分けられるのではありません。たとえば、駅やショッピングセンターが近ければ、通勤や生活には便利ですが、騒がしさも避けられません。帰宅が遅い人にとっては、二十四時間営業の店が欠かせませんが、早寝早起きの家庭にとっては、その明るさ、にぎわいはかえって迷惑に感じるかもしれません。

このことから分かりますが、誰にとっても理想的といえる周辺環境はあり得ません。同じ周辺環境でも、家族によって、生活スタイルによって、評価は正反対になるかもしれません。同じ家族の中でさえ、子供と大人、夫と妻によって考え方が違うこともあり得ます。だからこそ、生活環境のチェックは人任せにはできないのです。自分たちでチェックリストを作り、自分たちの目で何度も確かめる必要があるのです。

一方、こうしたチェックリストを作ることは、自分たちが本当に欲しい環境を自覚する上でも役立ちます。たとえば、小学生や中学生がいない家庭なら、学校の存在にこだわる必要はないでしょう。何でもそろう環境は、物件数も少なく価格も高くなりがち。自分たちに不要な施設はなくてもいいと考えれば、マイホームの選択肢も広がるはずです。