中古一戸建て住宅では、付いてくるものにも注意を払いましょう。つまり、付帯設備とアフターサービスです。

まず、付帯設備ですが、これはキッチン、給排水設備、給湯設備などの基本的なものから、クーラー、床暖房など後付けの設備機器、さらに庭木や庭石まで含まれます。「現状有姿(のまま)」とあれば、引き渡し時の状況のままとなります。

「この庭のこの庭木が気に入って」買った人が引っ越してみると、庭木はすべて前の持ち主が持っていってしまった―かつては、そんな実話もあったようです。どの設備が付いてどの設備が付かないのか。故障や不具合は売り主買い主のどちらが修理するのか。面倒でもきちんと確認しておくこと、記録に残しておくことが、行き違いを防ぐ上で役立ちます。

不動産会社の中には、契約内容の文言を確認するだけでなく、すべての付帯設備をリストにして買い主に渡してくれるところもあるようです。良心的な企業姿勢と言えるのではないでしょうか。

同様に充実してきたのが、中古住宅のアフターサービスです。

たとえば、一定の条件を満たし「既存住宅保証制度」を受けている中古住宅は、財団法人住宅保証機構による五年間の保証が付いています。また、住宅メーカーによっては、中古住宅にも十年保証を付けている場合があります。いずれも、品質のよい中古住宅の普及を促す動きです。

なお、以前にも記しましたが、契約時点で判明せず、契約後に分かった住まいの傷みや欠陥は瑕疵(かし)と呼ばれ、「知った時点から一年以内であれば、賠償や解約が可能(瑕疵担保責任)」と民法で定められています(ただし、特に古い家では、契約書にその免責を記すこともあります)。また、宅建業者が売り主の中古住宅については、最低二年間の瑕疵担保責任を追うことが法律で義務付けられています。